チョルバ・デ・レグメ

ルーマニア · スープ · かんたん

チョルバ・デ・レグメ

ボルシュで酸味をつけ、ラベージで仕上げるルーマニアの野菜スープ

根菜、じゃがいも、さやいんげん、グリーンピースの澄んだ酸っぱいスープで、小麦ふすまを発酵させたボルシュで酸味をつけ、ラベージとパセリで仕上げます。火の通りにくい順に野菜を加えるとそれぞれの形がくずれず、ボルシュを別に沸かすことでスープが澄み、酸味がさわやかに保たれます。

ベジタリアンヴィーガン乳製品不使用低カロリー植物性
エネルギー
195 kcal1人分
下準備
25分
調理
45分
休ませる
10分
たんぱく質
5 g
このレシピについてYumに聞く

いかがでしたか?

調理器具

  • 大きなスープ鍋(5L以上)
  • ボルシュ用の中くらいの鍋
  • 穴あきおたままたはアク取り
  • おたま
  • まな板と牛刀

始める前に

  1. にんじん、パセリの根、セロリアックの皮をむき、1cm角にそろえて切ります。
  2. じゃがいもを1.5cm角に切り、使うまで冷水に浸けておきます。
  3. トマトを湯むきします。切り目を入れて熱湯に30秒浸け、皮をむいて刻みます。
  4. ラベージとパセリを刻み、ほかの野菜とは分けておきます。

作り方

  1. 根菜を蒸し炒めにする

    30 ml ひまわり油150 g 玉ねぎ200 g にんじん100 g パセリの根(根パセリ)150 g セロリアック(根セロリ)

    スープ鍋に油を入れて中火で熱します。玉ねぎ、にんじん、パセリの根、セロリアックを加え、よく混ぜながら8分炒めます。

    目安 玉ねぎが透き通り、にんじんが柔らかくなり始めています。どれも焼き色はついておらず、鍋から甘い香りがします。

    コツ 色づけないように炒めてください。焼き色がつくとスープがくすんで濁ります。

  2. パプリカを加える

    150 g 赤パプリカ

    赤パプリカを加え、混ぜながら中火で3分炒めます。

    目安 パプリカにつやが出て少し柔らかくなり、油がオレンジ色に色づいています。

  3. 水を加える

    2.5 L 水

    水を注ぎ入れ、強火にかけて沸騰させます。穴あきおたまでアクを取ります。

    目安 しっかり沸騰していて、表面に灰色のアクが残っていません。

  4. じゃがいもを煮る

    400 g じゃがいも(メークインなど煮くずれしにくいもの)

    水気をきったじゃがいもを加え、中弱火にして10分煮ます。

    目安 スープが静かにふつふつと煮立ち、じゃがいもの中心に竹串を刺すと少し抵抗があります。

  5. さやいんげんを加える

    150 g さやいんげん

    さやいんげんを加え、中弱火でさらに10分煮ます。

    目安 じゃがいもが中まで柔らかく、さやいんげんは鮮やかな緑色で、ちょうど柔らかくなっています。

  6. ボルシュを沸かす

    1 L ボルシュ

    その間に、ボルシュを別の鍋に入れ、強火で沸騰直前まで温めます。白い泡を取り除き、火から下ろします。

    目安 白く厚い泡が浮き、それを取り除くと下の液体が澄んで、すっきりとした酸っぱい香りがします。

    コツ ボルシュを別に沸かすと泡と生の酵母くささが取れます。冷たいまま加えるとスープが濁ります。

  7. グリーンピースとトマトを加える

    100 g グリーンピース300 g 完熟トマト

    グリーンピースとトマトをスープに加え、中弱火で5分煮ます。

    目安 グリーンピースが鮮やかな緑色になり、トマトが煮くずれてスープになじんでいます。

  8. スープに酸味をつける

    1 L ボルシュ

    熱いボルシュを1/3ずつ注ぎ入れ、そのたびに味見をします。再び静かに煮立て、2〜3分煮ます。

    目安 スープにはっきりとした酸味があるもののとがっておらず、表面に小さな泡が上がっています。

    コツ ボルシュは酸味の強さがまちまちなので、ちょうどよい酸っぱさになったところで止めてください。ここから長く煮るとさわやかな酸味が失われます。

  9. 味をととのえる

    10 g 塩適量 黒こしょう

    味見をしながら塩を少しずつ加え、黒こしょうで味をととのえます。

    目安 塩気と酸味のバランスがよく、ぼやけずきつすぎない、さわやかな味になっています。

  10. ハーブを加える

    1 束 ラベージ1 束 イタリアンパセリ

    鍋を火から下ろし、ラベージとパセリを加えて混ぜます。

    目安 ハーブがすぐにしんなりし、セロリに似たラベージの強い香りが台所に広がります。

    コツ ラベージは香りが強いです。慣れていない場合は半量を加え、1分後に味見をしてから残りを加えてください。

  11. 休ませる

    鍋にふたをし、出す前に10分休ませます。

    目安 湯気が落ち着き、ハーブの色が少し濃くなって、味がまろやかになっています。

よくある失敗

スープの味がぼやけて、酸味が足りない。

対処法 ボルシュの酸味が弱かったためです。熱いボルシュを足すか、レモン汁を少し搾り入れ、塩を足す前にもう一度味見をしてください。

スープが濁り、酵母くさい。

対処法 ボルシュを冷たいまま、泡を取らずに加えています。必ず別に沸かし、先に泡を取ってください。

煮くずれた野菜と、かたい野菜がある。

対処法 野菜の大きさをそろえて切り、根菜、じゃがいも、さやいんげん、グリーンピースとトマトの順に加えてください。

スープがしょっぱすぎる。

対処法 瓶入りのボルシュには塩が入っていることがあります。ボルシュを加えてから味見をし、そのあとで塩を加えてください。

盛り付け

深めの器に熱々を盛り、焼きたてのパンと、合間にかじる辛い青唐辛子を添えて出します。ヴィーガンにこだわらなければ、食卓でスムントゥナ(ルーマニアのサワークリーム)をスプーン1杯混ぜるのも一般的です。

保存と温め直し

すばやく冷まし、ふたをして冷蔵庫で3日まで保存できます。冷凍なら3か月まで保存できますが、じゃがいもは柔らかくなります。温め直すときは中火でふつふつと煮立つまで加熱し、強く沸騰させないでください。新しいハーブは温め直してから加えます。

作り置き

野菜は1日前まで切っておき、ふたをして冷蔵庫で保存できます。じゃがいもは冷水に浸けておきます。スープ自体も翌日おいしくいただけます。

アレンジ

レモンで(グルテンフリー)

ボルシュの代わりにレモン2〜3個分の果汁を使い、水を1L増やします。レモン汁は最後に火を止めてから、ちょうどよい酸っぱさになるまで少しずつ加えます。

スムントゥナのドレアサ(ベジタリアン)

スムントゥナ150gと卵黄1個を泡立て器で混ぜ、熱いスープをおたま2杯分加えて混ぜてから、火を止めた鍋に戻し入れて混ぜます。再び沸騰させると分離するので注意してください。

夏のチョルバ

グリーンピースと一緒にさいの目に切ったズッキーニ1本を、さやいんげんと一緒に刻んだキャベツひとつかみを加えます。ラベージに加えてディルでも仕上げます。